伝統の美 唐木
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技術技法T

新設H16. 6.30
更新H16.10.19

昭和52年10月14日、大阪唐木指物は通産大臣・全国伝統的工芸品の指定を受けました。私は産地指定の委員を担当し「棚」の技術技法の申請書類作成を担当いたしましたが下図はその時の申請書類作成の原案(試案)として、最初に作成した、いわゆる「叩き台」です。
文章を書くことが大の苦手であった私は得意な図面を取り入れ、技術・技法を説明しました。通産省でのヒヤリングの際、担当係官から「大阪唐木指物の申請書類は図面がたくさん入っていて大変解り易い」と、お褒めを頂いた事を懐かしく思い出しました。

今後、本ホームページの技術技法に原案の書類の図面を順次掲載して行きたいと思います。


各部名称(茶棚・飾り棚)

継ぎ手
唐木は堅硬な材質のため釘は使えず主に以下のような継ぎ手により組み立てられております

柱の接合(右下図)

   ・ 留形三枚組
   ・ 剣留挟みホソ裏留接
   ・ 三方留三枚ホゾ
   ・ 三方留隠し三枚ホゾ

接ぎ板の接合(引出し) (左下図)

   ・ 留5枚蟻組接
   ・ 隠し留5枚蟻組接



 



二枚戸(観音開き)

二枚の扉に丸ホゾ(ダボ)を埋め込みアンド柱に、くさび形に作られた 栓 を叩き込む。扉は丸ホゾを支点として開閉する。
長年の使用に際し木痩せにより栓が緩み扉が外れ易くなる場合は、栓の先端を切り落とし調子を見ながら打ち込む事により固さを保持することが出来る。

扉が外れてお困りの方はトライしてみて下さい



工程名、使用する機械又は道具名、作業内容

「板木取り」

「柱木取り」

柱木取りの後、柱削り、木揃えを行う。

「白書き」作業

木揃えの後、各部材にホゾ組み、留作りなど
基準となる白書線引きを行う。


「罫引」


「ホゾつくり」

罫引線により正確にホゾ引き鋸(胴附鋸)にて縦引きし
胴附鋸にて胴附を引く。

「ホゾ穴つくり」
留台と留形

剣留挟みホソ裏留接の留突き作業


@ 留形をあてがい胴付き鋸にて留め切り
を行う。
A 剣留め雌側は叩きノミにより留とばし
を行う。
B 留形をあてがい突きノミにて正確に留突き
を行う。


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